収納整理アドバイザーの井田典子さんの本『たった1ヵ所を『眺める』だけで始まる!人生を変える片付け』を読みました!
なぜ、1ヵ所だけ眺めているだけで、人生を変るんでしょう?
なぜ、片付けるだけで人生は変わるんでしょう?
その秘密をご紹介します☆
人生を変える片付けの感想
たった1ヵ所を眺めるだけで、人生を変える理由
やましたひでこさんの断捨離塾に入っていると「片付け始めたら人生が変わった!運気が巡って好転した!」という話しは良く聞いたりします。
といっても、わたしは断捨離塾に入って2年経ち、そこそこ日々断捨離しているつもりですが、精進が足りないせいか、がらりと人生が変わった!なんて思ったことはありません。
たった1ヵ所を眺めるだけで人生が変わるものなんでしょうか?
だったらいくらでも眺めるのに・・・という気持ちで読み始めました。
結論から言うと、たった1ヵ所を眺めているだけでは、人生は変わりません。
ただ!
1ヵ所をぼぅーと眺めていると「あ~、ここはこうしたいな。あ~、これはもう要らないな。」なんて思ってきます。
で、要らないものを捨てて減らしたりして「これでよし!」なんて満足するようになっていきます。
でも、何日もすれば元通りになっていて「この間整理したのに、もうぐちゃぐちゃじゃん。なんて私はダメな人間なんだろう」なんて自己嫌悪に陥ります。
この繰り返しだったりしますよね。これが日常茶飯事です。
本書では「生活しているんだから、片付けてもぐちゃぐちゃになるのは当然のこと。片付けただけでよしとしようよ。できたじゃん!」
「やった」というだけで合格点。
少しずつやっていけばいいんだよ。
少しでも片付け始めて「スッキリ」を実感すると、ここも、あっちもというかんじで、毎日片付けずにはいられなくなるものだよ。
ということが書かれています。
断捨離のやましたひでこさんも、義務教育では100点だったら合格。
99点でも、1点足りない。
90点だったら10点足りない。
日本人は、足りない足りないという減点法で物事を考えがち。
だけど、昨日できなかったことが今日できたなら合格でいいじゃない。
できた!できた!という加点法の考えで生きると、ずっと人生が楽になりますよ。
と、よくおっしゃっています。
井田典子さんもやましたひでこさんも、この考え方は同じだな~と思いました。
片付けると人生が変わる理由
本書では片付けることによって、人生が変わった方々の紹介が漫画で登場します。
一番印象的だったのは、ひきこもりがちで、不登校だった子供たちが、家を片付けることで、学校に行くようになったご家族。
なぜ不登校になってしまったのかというと「ランドセル」がないから。
家の中を片付けたことでランドセルが見つかって、学校に行きたくなった!友達に会いたくなった!のだとか。
家の中を片付けたことで、引きこもり生活から脱出したというこの例は、極端ですが・・・
確かにこのご家庭は、人生が変わっていますよね(*´∇`*)
片付けられなかった人が、片付けられるようになった!ということは、日々の積み重ねで、片付けるようになったからです~。
一時的に片付けるだけではなく、毎日毎日片付けないと、いつの間にかぐちゃぐちゃになってしまいますからね。
つまり、片付いた状態を維持できるようになった!ということは、考え方が変わったから、ということが大きいと思うんです。
考え方が変わったから、行動するようになった。
行動するようになったことが習慣化された。
だから、家の中が片付くようになったんです。
ということは?
そもそも考え方が変われば、片付けられる人になるということです。
部屋が片付いている人、片付けられる人の思考を、そのまま自分の頭の中にインストールしてしまえば、片付けられる人になれる!
考え方が変われば、行動が変わってくるので、その後の人生が変わる!ということなのでは、ないでしょうか。
私は、人生が変わった!というほどの実感はしていなけれど
ごちゃごちゃしている部屋より、スッキリとした部屋の方が、身も心も楽だな~。
だから、片付けよう、とか。
ストック品を買うのは、空間の無駄。安いからと言う理由で買うのはやめよう、とか。
考え方が変わってきたという実感はあります。
なので、もうちょっとかな?
なんてワクワクしながら、毎日断捨離できるようになってきています(*´∇`*)
人生を変える片付け「名言集」
本書を読んで、心に響いた言葉を紹介します☆
読むと断捨離がしたくなるので不思議です。
片付けとは未来への準備です。
取り出しやすくすれば、未来の私や家族がラクになる。
後まわしにするということは「未来を汚すこと」。
今、やってしまえばとても気持ちがいいのに、もったいないと思います。
引用元:13ページ
片づけを後まわしにすることは「未来を汚すこと」
この言葉は、心にグサッと突き刺さりました。
片付けというと後片付け、というイメージ。
ですが、未来への準備とも言えますね。
片付けはやってしまえば気持ちがいいとわかっていても、なかなかできないこと。
でも、未来を汚すと考えると、インパクト大。やらずにはいられないと思いました。
片付けの基本は「だわへし」です。
「出す」=(すべての総量を把握する)
「分ける」=(種類ごとに分ける)
「減らす」=(不要なものを減らす)
「しまう」=(あるべき場所に収納する)
この4ステップでスッキリ片づいていきます。
引用元:35ページ
断捨離のやましたひでこさんや、ときめきの片付け法で有名なこんまりさんは、
まず、出しましょう~!
そして、要る物と要らない物に分けましょう!
(ときめく物とときめかない物に分けましょう)
で、要るものだけ(ときめくものだけ)片付けましょう!
と、いわれています。
なので、井田さんの片付け方は「種類ごとに分ける」という工程が1つ多いです。
でも、やましたさんやこんまりさんも、やっていることは
出す。
そして、要る物、要らない物(ときめく物、ときめかない物)に分ける。
種類(カテゴリ)ごとに、収納する。
なので、順番は違うけど、やっていることは同じだなと感じました。
基本は同じなんですね。
なぜ冷蔵庫の中はゴチャつきやすいのでしょう。
それは私たちが冷蔵庫を過信しているからです。
とりあえず入れて置けば、腐らないという過信。
でも低温を好む細菌やカビもいますし、食品は入れた瞬間からすでに劣化の一途。
冷蔵庫はあくまでも一時置き場と考え、回転をよくして「廃棄ゼロ」を目標にしたいものです。
引用元:50ページ
冷蔵庫の中がごちゃつきやすいのは、とりあえず入れて置けばしばらくの間は日持ちする。と思ってしまうからですよね。
この言葉も核心を得ています。
冷蔵庫の中に入れておいても、腐るものは腐ります。
劣化しないわけではないし、新鮮なうちに食べたほうが美味しいにきまってます。
その日のうちに食べ切れる分だけ買ってこれば十分なはずなのに、つい余分に買っちゃうんですよね・・・。
せめて2~3日で食べ切れるよう、買い物をする段階で気をつけましょう~!
わが家では予備をほとんど持ちません。
(略)食品ストックを買い込んでいるということは、わざわざ家で古くして、賞味期限を短くして使っているということ。
引用元:67ページ
ケチャップとかマヨネーズなどの調味料。
レトルト食品や冷凍食品。
つい日持ちするものが安く買えると、買っちゃっいますよね?
でもストックするということは、賞味期限をわざと短くしているということ。
お金の面では特しているかもしれないけど、使い切れなかったら損だし、あらためてストック品として購入するということは、賞味期限が短くなるなら、買う必要はないという結論達しました。
なくなってから買いに行けばいい。
ストック品からドンドン使って、ストックゼロを目指します☆
「住」というかんじは人が主と書くんです
モノや決まりごとに支配されないで、人がのびのび暮らさないとね!
引用元:109ページ
もったいないから!捨てづらいから!と言う理由で、物を捨てずとっておくというのは、「物が主役」です。
「心地よいと感じないなら、捨てる」
「今使わないなら、捨てる」といった考えが、人が主役。
使わない物が沢山あるせいで、家の主であるはずの人間が窮屈な暮らしをするのは、愚かです。
「捨てて」と言うと人は判断に迷います。
でも「選んで」と言うと行動しやすいのです
片付けて、埋もれてた宝物を見つけ出して!
家族の笑顔という宝物を!
引用元:117ページ
自分のものは、捨てづらいけど、人の物は目に付きやすいものです。
そこで、自分以外の家族に「捨てて」というのはNG。
どうしても捨ててほしいときは直球でいわずに「この中から欲しい物を選んで」というと、不要のな物を捨ててくれるようになる!というお話しです。
捨ててくれるといっても「まだこんなに取っておくの?みんな捨てちゃえばいいのに」と思ってしまうほど、わずか。
いきなり全部捨ててくれると思ったら大間違いです。
でもそれは仕方がないこと。
誰でも自分のものは捨てづらいのです。
コツコツ少しずつ、物が減っていけばヨシとしましょう~(*´∇`*)
まとめ
今回の記事では、井田典子さんの本『たった1ヵ所を『眺める』だけで始まる!人生を変える片付け』を読んだ感想をまとめました。
色々な方が「片付け方」の本を出版されていて、私も色々な本を読んできました。
で、みなさんおっしゃっていることは、現状認識が大切だということです。
まず、どれくらいのものを持っているかを把握するために、全部出す、ということ。
そして、自分にとって要るものを要らないものを精査していき、要るものだけを片付けていく。
いったんキレイになったとしても、暮らしていれば必ず散らかる。
そこで「自分はなんてダメな奴なんだろう・・・」とネガティブに考えてはダメ。
散らかったといっても、はじめに比べたら物の量は減っているはずだから、短時間で片付けれるはず!
片付けていく中で「出番がないもの」や「もうこれは不要!」だと感じるものがあったら、その都度捨てていけば、どんどん片付けることが楽になっていきます。
こんまりさんみたいに片付けは祭り!
一気に片付けられる人もいれば、片付けられない人もいます。
あなたのペースで。
あなたのやり方で片付けていければOKなのです(*´∇`*)