犬の体にノミがいるのを見つけたら、びっくりしちゃいますよね。
愛犬がノミに噛まれる前に、ノミを指でつまんで愛犬から引き離したくなります。
でも無理に引き離そうとすると、ノミは引き離されまいとして、犬の皮膚をがぶっと噛んだり
うっかり卵を持っているノミを指をつぶして殺してしまうと、ノミを増殖させてしまうこともあるので、注意が必要です。
そこで今回の記事では、我が家の愛犬のノミを駆除するときに、に獣医さんに聞いた
- 犬についた生きたノミの取り方
- ノミの糞(ふん)・死骸の取り方
ご紹介します。
ノミをしっかり取り除いて、犬の体にノミを寄生させないよう愛犬を守ってあげてください~。
犬のノミの取り方☆生きたノミから死骸・糞までコレ1つでOK!
獣医さんに犬についている生きているノミ・糞・死骸の取り方を相談したところ、いちばん手っ取り早い方法は、ノミを取る専用のクシ「ノミ取りグシ」で取る方法だよ。と教えてもらいました。
ノミの糞はとても小さいうえに、毛にこびりついているので、手で取りにくいです。
けど、ノミ取りグシは、小さいノミの糞まで取ることができるように、ブラッング用のクシよりさらに目が細かくなっている優れもの。
ノミ取りグシで犬の毛をブラッシングするだけで、簡単に取れるよ~と、やって見せてくれたのです。
軽く毛を梳くだけで、あっという間に、1匹のノミと5粒ほどのノミの糞をゲット!
ノミを手で捕まえようとするとすばしっこくて捕まえれませんが、あっという間に捕獲してしまいました!
しかも毛に絡まりついているノミの糞まで、苦労することなくバッチリ取れるので、ちまちまと手で取るより、めちゃめちゃ簡単です☆
こんな便利なものがあったなんて~!!と思わずにいられなかったので、私も早速スーパーのペットコーナーに行き、ノミ取りグシをゲットしました(*´∇`*)
私が買ったノミ取りグシ
私が買ったノミ取りグシはコレです!
ブラッシング用のブラシやクシと比べると、1つ1つの間隔が0.15mmと狭くなっていることが特徴。
私はスーパーのペットコーナーで買ったので、お店にはこの1種類しかありませんでしたが、ネットで探してみると柄がついたものから
生きているノミを逃さずキャッチできる画期的なクシなど、迷ってしまうほど色々な種類があったりします☆
ノミのふんや死骸を取り除くだけなら、私がかったオーソドックスなクシで十分です~。
犬のノミを取る時、あると便利なグッズ
ノミ取りグシ以外に、つぎのような物を準備しておくと良いです。
- ノミ取りクシ
- 洗面器やバケツ
- 中性洗剤
- 水
- ウェットティッシュ
洗面器・中性洗剤・水
洗面器の中に水を入れて、中性洗剤を薄めた物を用意しておきます。
なぜあると良いかというと
- ふんや死骸を家の中で撒き散らさないようにするため
- 生きているノミは中性洗剤入りの水の中に入れたら死ぬから
です。
犬の毛を梳かして、ノミ取りグシについたら、この洗面器の中でジャバジャバします。
ブラッシングする前に準備しておくと慌てずにすみますよ(*´∇`*)
ウエットティッシュ
獣医さんに「ウエットティッシュを準備してね」とは言われませんでしたが、いくら薄めたといっても中性洗剤つきのクシで犬の毛を梳くのって抵抗がありますよね?
ティッシュペーパーだとスグに破れてしまうので、ウエットティッシュが重宝しました!
犬ついたノミの取り方の手順
ではつぎに、犬についたノミの取り方の手順をご紹介します。
◆ 獣医さん直伝!ノミの取り方手順
- 粗いブラシかクシでブラッシング
- 毛の根元からノミ取りグシでブラッシング
- ふんや死骸がついたノミ取りクシを洗面器の中へ
- ウエットティッシュで、のみ取りクシを拭く
ノミのふんがなくなるまで2~4を繰り返すだけです。
では順に説明していきますね。
粗いブラシかクシでブラッシング
はじめに目の粗いクシかブラシでブラッシングして、毛の絡まりをほぐしておきます。
いきなりノミ取りグシでブラッシングすると、目が細かいので、毛がひっかかりやすいので、犬が痛がるんですよ。
クシを見るだけで、拒否反応を示すようになります(´~`ヾ)
それに毛が絡まっているとノミ取りグシが毛の根元までクシが届ないので、肝心のふんが取れないのです。
ノミ取りグシでブラッシングする前に、粗いブラシで毛の絡まりをなくしておきましょう~。
ノミの「ふん」や「死骸」の位置も把握できます☆
毛の根元からノミ取りグシでブラッシングする
毛の絡まりがほぐれたら、ノミ取りグシの出番です!
ふんを撒き散らさないように、慎重に。
ノミのふんは毛の根元付近に固まってついていることが多いので、やさしく根元からノミ取りグシでブラッシングします。
もし、ノミ取りグシで梳かしづらいときは、再度粗いブラシで梳かしなおして、あげてください(*´∇`*)
櫛の間隔が見事で、生きたのみだけでなく小さなふんも位置も打尽に引っかけてくれます☆
ノミを捕獲したノミ取りクシを洗面器の中へ
クシにノミがついたら、事前に準備しておいた洗面器(バケツ)の中へドボン!
中性洗剤入りの水の中で、クシをジャバジャバします。
バシャバシャしても、クシの間にふんがくっついてしまって、取りにくいことがあるんですよ・・・。
そんな時にも、ウエットティッシュの出番☆
直接ノミのふんや死骸を触ると、肌が弱い方は痒くなる方もいらっしゃるんですって!
なるべくふんや死骸を手で触らないように注意して、ウエットティッシュでクシについたふんを取り除きましょう。
ウエットティッシュで、ノミ取りグシを拭く
中性洗剤がついたノミ取りグシでそのまま犬の毛を梳くのは抵抗がありますよね。
ここでもウエットティシュの出番です。
ウエットティッシュでノミ取りクシを拭いて清潔にしましょう!
あとは、入念に犬にふんがついていないかを目視でチェックして、目に見えるふんがなくなるまで、2~4を繰り返すだけです。
犬についたノミの糞(ふん)・死骸の取り方
犬についたノミの糞は、コーヒーのカスのように小さくて、あちこちに点在しているので見つけにくいうえに、、毛の根元にこびりついてるので、取りにくいったりゃありゃしません。
シャンプーすればノミのふんは取れるだろうけど、駆除薬を投与したばかりだと、シャンプーしたら薬の効果がなくなるんじゃないかと心配で、できない・・・。
駆除薬でノミを撃退するのは簡単だけど、ノミのふんや死骸を取るのは一筋縄ではいきません。
そんな時にも、ノミ取りグシは大活躍です!
愛犬が駆除薬を投与した後も、脚や尻尾を噛んだり、お腹をなめてかゆいしぐさをしている・・・。
という時には、犬の体にノミの糞や死骸がついているからです。
生きているノミの取り方と同じ手順で、ノミの糞や死骸もとることができるので、ぜひノミ取りグシで取り除いてあげてください。(*´∇`*)
愛犬についていたノミの写真(閲覧注意)
駆除薬で生きているノミはいなくなったとしても、ノミの死骸は体についたまま。
写真のようなノミがついていたら、気持ち悪いです・・・。
さらにこんな虫が愛犬の毛に隠れて、ウヨウヨいた・・・と思おうとゾッとします。
愛犬についたノミの糞(ふん)の写真
このインスタントコーヒーのようなものが、ノミのふんです。
犬のふんは、ぱっと見ると黒いつぶつぶ。
ノミは犬の血を吸って生きているので、のみのふんには血が混ざっているんですって!
だから、水につけるとその血がにじみ出てくるので、水につけるとインスタントコーヒーのように見るのです・・・。
ということは!
犬についた黒い粒が何か分からない時は、白い紙にその黒い粒を乗せて、水を少し垂らすと、ふんなのか?
散歩中についたゴミ?なのかが分かります。
黒い粒に水を垂らして、赤色がにじみ出たら、犬の血がにじみ出たということが考えられるので、黒い粒の正体はノミのふんという可能性が高いです。
生きているノミはすばしっこいので手で犬の毛を掻き分けても見つけにくいですが、ノミのふんがあれば、生きているノミがいる・・・!ということになるので、お医者さんに相談しましょう~。
ノミの駆除薬(フロントライン)を投与後、すぐシャンプーしてもいいの?
今回獣医さんに教えてもらった犬のノミのふんの取り方は、ノミ取りグシを使った方法ですが、シャンプーしても取れます☆
ただ、ノミの駆除薬が浸透して効果が発揮するまでには、時間がかかるので、すぐにシャンプーしないほうが良いです。
今回投与してもらったフロントラインプラスの場合、注意事項として次のように書かれています。
本剤使用後1日間は、水浴あるいはシャンプーを控えることが望ましい。
引用元: フロントライン プラスドッグ
フロントラインスポットの場合は、次の通りです。
本剤使用後2日間は、水浴あるいはシャンプーは行わないこと。
引用元: フロントライン スポット
投与したノミの駆除薬によって、いつからシャンプーをしても良いのかが違うので、注意してください~。
飲み薬でノミを駆除している場合は、シャンプーするタイミングを気にする必要はありません。
首や背中に直接つけるスポットタイプで駆除した時は、ある一定時間あけないといけないNGです。
ノミ取りグシの種類
ノミ取りグシにも色々な種類があるので紹介しますね☆
◆ ノーマルタイプ おすすめ!
ドギーマン 犬猫用のみとりコーム | ||||
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私が買ったノミ取りグシはこちらです。
コンパクトなので置き場所を取らないし、なんといっても安いです~。
手のひらサイズなので、耳の裏や脇の下もすきやすかったです。
もちろん生きているノミも捕獲できるので、迷ったらこれで十分だと思います。
◆ 持ち手つき(柄つき)タイプ
HS ノミ取り柄付きグシ | ||||
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毛が長い犬や大型犬なら、柄付きのクシのほうが使い勝手が良さそうです。
◆ ノミ キャッチャー
HS ノミキャッチャー | ||||
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ノミキャッチャーは、クシとノミを捕獲するケースがセットになっています。
逃げ防止の小袋が付いているので、ノミのふんや死骸だけでなく、生きているノミを捕獲したいときにおすすめです。
◆ 電動吸引ノミキャッチャー
電動吸引ノミキャッチャー | ||||
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生きているノミは、すばしっこいので逃げられてしまうことがあるんですよ。
電動吸引ノミキャッチャーは、吸引してくれるので、逃げられることが少ないです。
ただその半面、犬がモーター音にびっくりして、やらせてくれないかも・・・慣れるまでに時間がかかるワンちゃんもいるそうです。
まとめ
ノミ取りグシを買うということは、うちの愛犬(愛猫)に、ノミが居ます!と言っているようなものなので、お会計するのが恥ずかしい・・・。
それに、生きているノミはフロントラインなどの駆除薬で、殺すことができるし、ふんや死骸はシャンプーすれば取れるはず。
だからあえて、ノミ取りグシを買う必要はないかな~?なんてと思っていました。
でも、駆除薬に投与してノミはすぐに死んだとしても、死骸やふんは犬の体についたままなんですよね。
シャンプーができるタイミングなら、シャンプーしてあげるのが一番だけど、シャンプーができない投与直後に、犬が痒がるなら・・・
ノミ取りグシでふんや死骸を取り除いてあげるだけでも、我が家の愛犬の痒みは緩和されたようで、噛んだり、舐めたりといったしぐさが減りましたよ!
◆ あると便利なノミ取りグッズ
- ノミ取りクシ
- 洗面器(バケツ)
- 中性洗剤
- 水
- ウェットティッシュ
◆ 犬についたノミ・ふん・死骸の取り方
- 粗いブラシかクシでブラッシング
- 毛の根元からノミ取りグシでブラッシング
- ふんや死骸がついたノミ取りクシを洗面器の中へ
- ウエットティッシュで、のみ取りクシを拭く
いくらノミの駆除薬であるフロントラインなどを投与していても、お散歩していたり、猫と同居している犬は、ノミがつくことはあります~。
駆除薬は、犬についたノミを撃退してくれるだけで、死骸やふんは取り除いてはくれません。
ノミ取りクシさえあれば、すぐに愛犬の痒みを緩和させてあげることができるので、1つはあると良いと思います。